2005.09.30

【患者さんのための情報サイト「がんナビ」から】 患者の権利を知る 良質な医療を求めましょう

患者には自分の病状や診療内容などを知る権利があります。泣き寝入りしたり、不利益を被ったりしないためにも、患者の権利について知っておきましょう。患者や遺族へのカルテの開示も認められるようになりました。

医療情報の公開・開示を求める市民の会事務局長
勝村久司さん
南雲 吉則さん顔写真


 医療における患者の権利の基本はインフォームド・コンセント(説明の上の同意)。つまり、自分の病状と治療方法、治療にかかる費用について十分説明を受け、納得した上で治療を受けることです。日本では、15年くらい前に、このインフォームド・コンセントという言葉が使われ始めましたが、その頃は、自分のカルテはもちろん、病名や検査、薬、処置、手術などの単価まで記載した医療費の詳しい明細書である「レセプト(診療報酬明細書)」も、患者が見る権利は保障されていませんでした。ですから、医師が嘘の説明をしても分からない状況だったのです。

 米国では、1973年に米国病院協会が患者権利章典を出し、「患者は、自分の診断、治療、予後(治る見込み)について完全な新しい情報を、自分に十分理解できる言葉で伝えられる権利がある」「患者は、どこが医療費を支払うにしても請求書を点検し説明を受ける権利がある」など、情報開示と人格を尊重した治療を受ける権利が保障されたのです。日本でも東京都立病院や日本生活共同組合連合会医療部会が、患者の権利章典を制定しています。   <<続く>>

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