2005.09.30

【患者さんのための情報サイト「がんナビ」から】 がんの化学(薬物)療法 効果と副作用を知って選ぶ

抗がん剤などの化学(薬物)療法は大きく進歩しました。しかし、まだ化学療法によって治る患者は少なく過大な期待も禁物です。化学療法に精通した医師は少ないので、正確な情報を得た上で治療を受けるかどうか決めたいものです。

国立がんセンター東病院副院長
西條長宏さん
南雲 吉則さん顔写真
 薬を使ったがんの治療法には、(1)がんを殺すことを目的とした「抗がん剤治療」(2)がんの増殖や転移などに関わる特定の分子を狙ってがんの増殖を抑制する「分子標的薬治療」(3)乳がん、前立腺がんなどホルモンにより増殖が左右されるがんに対する「ホルモン治療」などがあり、これらを化学(薬物)療法と呼ぶのが一般的です。

 がんの化学療法が行なわれるのは、1つ目は、進行してがんが全身に広がって、手術や放射線治療など局所療法では手に負えず全身への治療が必要になったときです。もともと“全身病”である白血病や悪性リンパ腫には化学療法が第一選択になります。2つ目は、局所進行がんといわれる状態で、放射線治療だけに比べ、抗がん剤治療と放射線治療を組み合わせて行なうと治癒率が上がるというときです。3つ目は、手術しても患者のすべてが治るわけではない場合に、治療効果を上げるため、手術に併用して行なう場合です。    <<続く>>

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