2005.09.07

【欧州心臓病学会速報】 日常診療に即したセッションが大盛況

 スウェーデンのストックホルムで開催中の第27回欧州心臓病学会(ESC)2日目の9月4日、初の試みとして、「Meet the Experts」と題した3つのセッションが開催された。

 日常診療でよく出会う心疾患の患者にどう対応すればよいかに焦点を当て、具体的に専門医の話を聞こうという目的で開催されたもの。3つのテーマは「心房細動が新たに見つかった患者の管理」「非代償性心不全の患者の管理」「ST上昇の急性冠症候群の患者の管理」で、それぞれ2例の症例が紹介され、その治療方針などについて司会から投げかけられる質問に、3人の専門医が答える形でディスカッションが行われた。

 ディスカッションでは、「私は経過をみた方がよいと思う」「もう治療を始めるべきだ」などと活発な意見が出され、治療薬の選択についても具体的に挙げながらの議論となった。「あなたはどう思いますか?」と会場の挙手を求めるなど、終始和やかな雰囲気で議論が進んだ。

 すべての会場は立錐の余地もないほどの大混雑で、入り口の係員が入ろうとする人を「満席です」と制止するほど。循環器系の学会といえば、大規模臨床試験の結果発表の場というイメージが強いが、より具体的で日常診療に即した内容を参加者は求めているといえそうだ。(小又理恵子)

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