2005.09.06

そーせい、Arakis社開発の関節リウマチ治療薬の後期フェーズ2臨床試験を開始 

 そーせい(本社:東京都千代田区)は9月5日、同社の完全子会社である英Arakis社(本社:英国エセックス)が開発中の関節リウマチ治療薬AD 452について、欧米での後期フェーズ2(フェーズ2b)臨床試験を開始したと発表した。

 前期フェーズ2(フェーズ2a)臨床試験は2005年4月に終了しており、1日1回の経口投与で薬物動態特性が確認され、臨床試験で用いた3用量のいずれにおいても忍容性が示された。フェーズ2bは1年をめどに終了させる計画。子会社化する前のArakis社の計画では、フェーズ2b終了後にライセンスアウトの方針であったが、現在は協議中であるという。

 今回の臨床試験は欧米において、免疫抑制剤であるメトトレキサートを投与されている活動性関節リウマチの患者に対し、多施設で無作為化二重盲験プラセボ対象試験を行い、AD 452の有効性と安全性を評価する。AD 452は関節リウマチの初期治療に使用される疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)で、マラリア治療薬の光学異性体の1つ。

 関節リウマチは、明確に原因が解明されてはいないが、なんらかの原因で免疫異常が生じて起きる自己免疫疾患の1つとされており、慢性的な関節や関節の結合組織の炎症や痛み、腫れ、発熱などが症状として現れる。これらの症状が続くと、関節の変形や軟骨破壊が進行し、日常生活に支障をきたすようになる。現在、関節リウマチの有病率は全人口の約1%で、欧米と日本を合わせると約600万人が罹患していると推定され、世界的な市場規模は約6000億円で、2008年には1兆円を超えると予測されている。(星野康)

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