2005.09.02

高校で昼寝タイム導入したら‥‥ 1日15分で、やる気出て成績上がった!?

 睡眠時間が少なく、昼間に眠気を感じる高校生が多いという。そこで、福岡県の明善高校が1日15分の昼寝タイム設け、2005年6月1日〜7月10日の約1カ月半試みた。すると、昼寝タイムに昼寝をした生徒は、勉強にやる気が出て、成績も向上したと答えた人が多かったことがわかった。

 今回の試みは、久留米大学医学部精神神経科学教室助教授の内村直尚氏の指導の下に実施された。昼休みの一部に15分間の昼寝タイムを設け、モーツァルトの音楽を流した。生徒は教室や昼寝用に確保した部屋で、横にはならず、机の上に突っ伏すように寝た。

 週1日以上昼寝タイムに昼寝をしたのは208人、昼寝タイムに寝ないで午後の休憩時間に昼寝をしてしまったのは149人、昼寝をしなかったのは595人だった。

 終了後、アンケート調査をしたところ、昼寝タイムに週1日以上昼寝をした生徒は、それ以外の生徒に比べ、午前も午後も「頭がすっきりしている」との答えが多く、昼間の眠気が抑えられたことがわかった。

 また、「授業に集中できているか」「勉強にやる気があるか」「最近の成績は向上しているか」といった項目でも、「はい」と答えた人が多く、授業や学習にも良い影響があったと分析している。

 なお、昼寝タイムに昼寝をした人は、就寝時刻や起床時刻が一定だったが、昼寝タイム以外に昼寝をしてしまった人は、生活のリズムが不規則で、睡眠の質が悪かったという。

 内村氏は今後、この試みをさらに長期間にわたって実施し、昼寝の効果をはっきりさせたいとしている。(白澤淳子、日経ヘルス

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