2005.09.02

【がん患者さんのための情報サイト「がんナビ」から】 施設別5年生存率 病院の実力を確認しよう

厚生労働省の研究班やマスコミの調査で、施設によって5年生存率に大きな格差があることが明らかになってきています。がん治療の実力を表す施設別の生存率はどうやって探し、どういったことに留意して読めばよいのでしょうか。

日本経済新聞社編集局社会部記者 前村聡さん
前村 聡さん顔写真

 施設別5年生存率は、その病院が治療した人のうち5年後に生きている人の割合を表すもので、病院の実力を見るために重要な指標のひとつです。2004年に、日本経済新聞と日経メディカルが共同で、肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、乳がんの施設別5年生存率の調査を行いました。右上の表はその結果の一部ですが、がんによっては、30ポイントも差が出たものもあります。

 今年6月には、厚生労働省の研究班によって、全国がん(成人病)センター協議会加盟病院の胃がん、肺がん、乳がんの施設別5年生存率が発表になりました。病院名が公表されていないのが残念ですが、その結果を見ても、やはり病院によって13〜20ポイントもの差があることが分かっています。実力の高い病院を選ぶためには、治療を受ける前に、自分のがんについて、かかっている病院の5年生存率を確認する必要があるわけです。

 こうした生存率は、日経の調査をまとめた本やサイトのほか、各病院のホームページなどで知ることができます。そういったところで見つからなかった場合には、主治医に直接、「私のがんと病期の場合、ここでの5年生存率はどのくらいですか」と聞いてみるとよいでしょう。

 日経の調査では、症例数が多くても治療成績が全国平均を大きく下回る病院があるなど、必ずしも有名なブランド病院が良いとは限らないこと、同じ病院でもがんの種類、病期によって実績に差があることが分かっています。施設別5年生存率を見るときには、自分のがんと進行度に合わせて確認しましょう。<<続く>>

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