2005.09.01

エーザイが米国で「アリセプト」を高度アルツハイマー型痴呆に適応拡大申請

 エーザイは9月1日、米国の臨床研究子会社エーザイ・メディカル・リサーチ・インクが、8月31日に米食品医薬品局(FDA)にアルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」の高度アルツハイマー型痴呆への適応拡大申請を行ったと発表した。

 適応拡大申請は、複数の施設における高度アルツハイマー型痴呆の患者250人を対象に、プラセボを対照とした無作為化二重盲検試験を6カ月間実施した結果に基づき行った。アリセプト投与群は、プラセボ投与群と比較して、認知機能、日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)において、有意に良好な結果を示したとしている。

 「アリセプト」は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、神経伝達物質である脳内アセチルコリン濃度を高める作用を持つ。軽度および中等度のアルツハイマー型痴呆治療剤として認可されている。適応が拡大すれば、米国において軽度から高度までアルツハイマー型痴呆のすべての患者に投与できる初めての治療薬となる。

 「アリセプト」は現在、世界76カ国で販売されており、エーザイでは今年度の売り上げを1850億円と見込んでいる。(横山勇生)

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