2005.08.19

ロート製薬、機能性食品を急拡大へ 5〜6年で売上100億円超の増加目指す

 ロート製薬は8月18日、機能性食品の事業を拡大して、今後5〜6年で100億円超の売上増加を目指すことを明らかにした。

 同社はここ数年、新商品を相次ぎ投入するなどで売り上げを伸ばしている。2005年度は連結売上高820億円を予想し、目薬などのアイケアで245億円、化粧品などのスキンケアで415億円、サプリメントなどの内服関連で97億円(いずれも連結ベース)を見込む。

 同社は、機能性の高いサプリメントとして、αリポ酸を配合した「美活工房」、ビタミンなどの抗酸化成分を配合して目の健康を増進する「クリアビジョン」などを製品化している。今後、サプリメントを含む機能性食品を内服関連事業の軸と位置づけ、アイケア、スキンケアに次ぐ事業の第3の柱として育成していく。

 機能性食品の開発テーマとして掲げているのが、「抗老化(アンチエージング)」と「(病気)予防領域」。これに先立って、7月20日付けで京都府・学研都市に敷地約1万5000坪の大規模研究施設をバイエル薬品から取得。ここで、生体がもつ免疫や再生機能などを研究していく。

 また、京都府立医大・吉川敏一教授や大阪商工会議所などが立ち上げた産学連携コンソーシアム「ヒトでの疾病予防機能の評価方法の確立、及びそれを用いた機能性食品の効能評価に関するプロジェクト」に参画。コンソーシアムには、味の素、サントリー、明治製菓、ファンケルなどがすでに参加している。ここでの機能評価を生かして、効果の確かな、信頼性の高いサプリメントなどの開発を目指す。

 さらに、機能性食品の人材育成や流通チャネルへの情報提供を強化するために、ロート社内では、日本チェーンドラッグストア協会が認定する「ヘルスケアアドバイザー」取得を目指して営業職を中心に35人が、国立健康・栄養研究所が認定する「NR(栄養情報担当者)」取得を目指して研究・開発職を中心に120人が勉強中だという。(日経ヘルス


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