2005.08.09

アイビー化粧品と北里大、生薬から肌荒れ防ぐ成分発見 皮膚炎症起こすIL-8産生を抑制

 アイビー化粧品は8月5日、北里大学との共同研究により、生薬の一種である「紫梗(しこう)」の粉末や抽出成分に、皮膚各種炎症反応の原因の一つと考えられているインターロイキン8(IL-8)の産生抑制作用があることを見出したと発表した。現在、同社はこの成果をもとに、肌荒れを改善する皮膚外用剤として特許出願中だ。製品化までには1年以上を要するという。

 この成果により、化粧品原料やアレルギー物質、紫外線、環境ストレスなどによる敏感肌、皮膚バリヤー機能が低下した肌対応に、紫梗の成分が含まれた肌荒れ改善皮膚外用薬を提供できるとアイビー化粧品はしている。

 紫梗は、「花没薬(はなもつやく)」とも呼ばれ、カイガラムシ科のラックカイガラムシが樹木に分泌した膠物質である。古来、漢方薬として用いられており、消炎・解熱作用や解毒の効能が知られている。IL-8(白血球遊走・活性化因子)は、細菌・ウイルスなどの感染、アレルゲン、紫外線や物理化学的刺激により活性化された皮膚ケラチノサイト(表皮を構成する主な細胞)によって産生される各種炎症性サイトカイン(細胞間情報伝達物質)のひとつ。炎症発現の誘発物質として知られている。(星野康)

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