2005.08.01

藤田保健衛生大学と抗体研究所が患者試料を用いた新規がん抗原探索で提携へ

 医学生物学研究所(MBL)の関連企業の抗体研究所と藤田保健衛生大学は患者由来の試料を用いて新たながんの標的を見つけ出す共同研究・開発契約を近く締結する。MBL社長の西田克彦氏がこのほど明らかにしたものだ。

 抗体研究所は、ファージでヒトの抗体を生産させる技術を保有している。多様性の高いヒト抗体遺伝子ライブラリーを保有しているのが大きな特徴だ。共同研究では、藤田保健衛生大学の臨床の各科で切除したがん組織を、抗体研究所の抗体ライブラリーでスクリーニングすることで実際のヒトのがんで発現している分子、抗体を探索する。新たな治療薬、診断薬として開発する計画だ。

 MBLは自己免疫疾患関連の診断薬に強みを持つ企業。自己免疫関連に続く分野としてがん領域の検査の開発に近年、注力している。6月には尿路上皮がん検査薬を発売しているほか、東京大学医科学研究所教授の中村祐輔氏らの成果を基にしたベンチャー企業であるオンコセラピーサイエンスとがん診断薬の開発で提携している。(横山勇生)

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