2005.07.19

三共、新メカニズムの経口糖尿病治療薬「CS-917」の臨床試験を再開 

 三共は7月19日、今年3月に一部試験を中断した経口糖尿病治療薬「CS-917」のフェーズ2臨床試験を再開するための準備に入ったと発表した。

 「CS-917」は、肝臓での糖新生系に関与するフルクトース−1,6−ビスホスファターゼを選択的に阻害することでグルコース産生を抑制し、高血糖を改善する全く新しい作用機構を持つ糖新生阻害剤。米Metabasis社から導入して、三共が臨床開発を進めてきた。

 2004年末からフェーズ2試験を開始し、4本の臨床試験が行われていた。そのうち、メトフォルミンとの薬物相互作用試験で、乳酸アシドーシスが発生した。併用薬であるメトフォルミンに、乳酸アシドーシスと関連性があることが以前に報告されていることもあったことから、フェーズ2試験を中断していた。

 しかし、その後この乳酸アシドーシスに関するデータを詳細に調査してきた結果と外部の医学専門家の見解に基づいて、2005年中を目途に試験の再開を決定したもの。(横山勇生)

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