2005.07.01

発酵乳の継続飲用でQOSやQOLが向上、カルピスが発表

 カルピスは、同社の基礎研究フロンティアラボラトリーが、乳酸菌「Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株」発酵乳の継続飲用が、健康な高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)を改善する効果があることを確認したと発表した。

 同社は、健康な高齢者30人(70.7±5.8歳;男性23人、女性7人)を 15人ずつ2群に分け、それぞれ、ラクトバチルス・ヘルベティカスCM4株発酵乳と未発酵乳を1日1本(100g)を3週間飲用してもらい、睡眠状態や生活状態の変化を測定した。

 睡眠覚醒状態を計測できるアクチグラフの常時装着により得られたデータによると、飲用前には1日当たり平均9回ほど目が覚めたが、ラクトバチルス・ヘルベティカスCM4株発酵乳を飲むことで8回程度まで有意に減少した、未醗酵乳との差は見られなかった。アンケートによる調査ではQOSの結果は飲用前に比べて高くなる傾向が見られた。QOLは飲用前に比べ有意に上昇し、未醗酵乳を飲んだ群より高い傾向が認められた。

 カルピスは大阪大学保健センター、大阪大学医学研究科精神医学教室の杉田義郎氏と実施したヒトでの飲用効果に関する共同研究成果を、日本睡眠学会で6月30日に発表した。

 この件のプレスリリースはこちらから入手できる。(田村嘉麿)

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