2005.06.29

【データを読む】医療関係の訴訟、新規件数が年間1000件時代に突入



 年々増加している医療関係の訴訟は、ついに年間1000件時代に突入してしまった。最高裁判所のデータによると、2004年の新規件数は1107件となり、前年の998件から109件の増となった。1994年の新規件数が506件だったことから、この10年間で2倍になったことになる(図)。

 一方で、何らかの決着がついた件数(既済)も年間1000件台を保っており、また、平均審理期間も27.3月で前年に引き続き30月を切り、この10年余りでもっとも短くなった。最高裁が進めていた「医事関係訴訟委員会」の設置などの改革が成果を生み出している。

 診療科目別に新規件数を見た場合、もっとも多いのは「内科」で272件だった(以下の図。複数にまたがる事件ではそれぞれの科目に計上されている。概数であり後日変更がありうる)。次に多いのが「外科」で228件。「整形・形成外科」が148件で3位に入っている。前年3位だった「産婦人科」は、143件で4位となった。2001年から2004年の4年間で見ると、「歯科」が49件から83件に急増しているのが目に付く。(三和護、医療局編集委員)





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