2005.06.08

【製薬企業の企業イメージ調査】 イメージで武田に迫るファイザー、医師1万人対象の調査で判明

 医師に対する製薬企業の企業イメージで、ファイザーが長年首位だった武田薬品工業に迫っている――。日経BP社が実施した「製薬企業の企業イメージ調査」で、こんな状況が明らかになった。

 この調査は、日経メディカルの読者(医師のみ)を対象に、1981年からほぼ2年毎に行っているもの。今回は2005年2月〜3月にかけて1万人に対して調査票を発送し、1690人から回答を得た。回答者には大手54社の製薬企業を、「新製品開発に熱心」「優れた製品が多い」「世界に通用する企業である」など9つの項目で評価してもらった。

 総合的な企業イメージを表すトータルスコアでは、275.9ポイントで今回も武田がトップ(表1参照)。ただし、2位には33.1ポイント差でファイザーが肉薄してきている。3位の三共、4位の山之内製薬までの順位は昨年と変わらず。5位のノバルティスファーマの順位は、17位(1999年)->9位(2001年)->9位(2003年)->5位(2005年)と推移しており、ここ数年で急上昇したことが分かる。

 武田とファイザーのポイント差は、2001年には77.1、2003年には77.9あった。それが今回、半分以下に減少した最大の理由は、営業活動を評価する3つの項目(「MR活動が熱心」「役に立つ情報を提供する」「要望に迅速・柔軟に対応する」)の合計スコアが、初めてトップになったからだ。

 一方、各医薬品を「薬効が優れている」「エビデンスが豊富」といった6つの項目で評価する「医薬品イメージ」のランキングでは、1位が抗ウイルス薬の「タミフル」、2位が抗菌薬の「クラビット」、3位が高脂血症治療薬の「メバロチン」という結果になった(表2参照)。

 タミフルは、「薬効が優れている」「他の医師の評価が高い」で1位、「エビデンスが豊富」「剤型や投与法が使いやすい」で2位となるなど、ほとんどの項目で高い評価を得た。

 調査に関する問い合わせは、日経BP社バイオセンター(03-5210-8529、担当:河野)まで。

 
















*本記事は月刊誌「日経メディカル」6月号(6月10日発行号)でもお読みいただけます。日経メディカルの購読お申し込みはこちらまで。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. わいせつ容疑の外科医、初公判で無罪を主張 「乳腺科医のプライドにかけて無罪を主張します」 FBシェア数:585
  2. トイレにこそ、人間の尊厳がある Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:480
  3. 原発性アルドステロン症の重症例を見逃すな トレンド◎診断のボトルネックを解消する新たな基準が決定 FBシェア数:200
  4. 下血? 血便? 赤いの? 赤くないの? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:185
  5. 繰り返す乾燥肌やマラセチアの陰に保温肌着 リポート◎保温肌着の愛用者かどうかを聞き取り適切な生活指導を FBシェア数:459
  6. 佐久の医師たちがハッとした海外研修生の一言 色平哲郎の「医のふるさと」 FBシェア数:97
  7. 「どうしてこんな急に!」急変時の家族対応は 平方眞の「看取りの技術」 FBシェア数:34
  8. 輸液の入門書 医学書ソムリエ FBシェア数:0
  9. 医療者は認知症家族との暮らしが分からない 患者と医師の認識ギャップ考 FBシェア数:211
  10. 難治性皮膚潰瘍を再生医療で治す リポート◎大リーガー田中将大投手のケガも治したPRP療法とは? FBシェア数:22