2005.06.03

テアニンに抗ストレス作用を確認 太陽化学と名大が成果を発表

 緑茶に含まれるうまみ成分で、リラックス効果のあるテアニンに、ストレスを和らげる抗ストレス作用があることが新たにわかった。太陽化学と名古屋大学大学院環境学研究科助教授の大平英樹氏が共同で、人間を対象にした実験で確認し、研究成果を5月28日の第23回日本生理心理学会大会で発表した。

 テアニンは、緑茶のうまみ成分であるアミノ酸の一種で、玉露や抹茶などの高級茶に多く含まれている。これまでに、リラックス効果やPMS(月経前症候群)の改善、集中力アップ効果などが確認されてきた。

 今回の実験では、健康な男性12人にテアニン200mgを溶かした水を事前にのんでもらい、テアニンを含まない水(プラセボ)をのんだ場合と比較した。

 被験者には飲用後、単純な暗算を20分間行うというストレスを与えた。実験の前後を含めてこの間の心拍数、ストレス指標となる唾液中の分泌型免疫グロブリンA(sIgA)、主観的ストレス感の変化を測った。

 その結果、テアニンを飲用した場合は、プラセボ飲用時に比べて、心拍数、唾液中のsIgA、主観的ストレス感の増加が有意に抑制されることがわかった。

「安静時にテアニンを摂取すると、よりリラックスすることは確認されているが、作為的に精神的ストレスを与え、そのストレスが軽減する効果を確認したのは初めて」と太陽化学総合研究所の小関誠氏は話す。(清水由貴子、日経ヘルス

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. マッチング最終結果、市中病院人気が再び加速 【2017年度】フルマッチ校は11校、東京医科歯科大は5年連続 FBシェア数:211
  2. ベルソムラは就寝前に飲んじゃダメ!? セキララ告白!個別指導 FBシェア数:109
  3. 国内初の『慢性便秘症診療GL』の特徴は? 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:107
  4. ベンゾジアゼピンの処方は市中肺炎のリスク Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ FBシェア数:140
  5. 「病院⇒介護医療院」の転換、10万床規模にも 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:57
  6. 「医療訴訟がとにかく怖いんです!」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:19
  7. 外科医は短気だから短期トレードで損を出す? Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:0
  8. 高齢でもピロリ除菌を行うべきもう1つの理由 リポート◎ピロリ除菌の目的は胃癌発症抑制と潰瘍予防だけじゃない! FBシェア数:48
  9. 動脈硬化は朝食をとらない人に多い J Am Coll Cardiol誌から FBシェア数:168
  10. キャラクターで抗菌薬を覚える!? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:67