2005.06.03

カネボウ化粧品、皮膚のバリア機能高める塩化レボカルニチンを開発

 カネボウ化粧品は5月30日、脂肪の燃焼効果がある「L-カルニチン」の塩化物「塩化レボカルニチン」を開発し、新規医薬部外品有効成分として、このほど厚生労働省の承認を得たと発表した。塩化レボカルニチンは皮膚に浸透するとL-カルニチンとなり肌荒れ・荒れ性に効果を発揮するという。

 L-カルニチンは脂肪の代謝に必要な物質で、食物から吸収されるほか、体内でも生合成される。脂肪燃焼促進効果があるとして、サプリメントとしても注目されている。

 皮膚においても、L-カルニチンが脂肪酸の燃焼を促し、表皮細胞が顆粒層から角質層に変化するためのエネルギーを供給すると考えられている。L-カルニチンが減少すると、角質層を形成するためのエネルギー供給が減り、肌荒れの原因になると考えられる。同社では老化に伴って皮膚中のL-カルニチンが著しく減少することを明らかにしている。

 同社では老化した塩化カルボニチンを塗布した場合、表皮の脂肪燃焼(β酸化)が高まり、表皮のバリア機能に必要な角質層の細胞間脂質が増加し、肌荒れに対する抵抗性が高まることを確認した。さらに乾皮症(ドライスキン)の人に対して塩化レボカルニチン配合剤と無配合剤を塗布したところ、配合品では無配合品に対し、角質水分量の増加など皮膚機能の有意な改善が得られたという。

 こうした研究を踏まえ、同社は塩化レボカルニチンを配合したスキンケア商品を、今秋にも商品化する予定としている。

 本件についてのプレスリリースは、こちらから入手できる。(田村嘉麿)

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