2005.05.24

【リウマチ治療の将来に関するアンケート調査2005】半数以上が「ガイドラインで診療内容が変わった」

 MedWaveは日本リウマチ学会の開催を機に、「リウマチ治療の将来に関するアンケート調査2005」を実施した。MedWaveの会員医師に調査への協力を求め、5月12日までに101人から回答を得た。調査では、2004年4月に公表された「関節リウマチの治療ガイドライン」について尋ねたが、「使っている」人のうち半数以上が「ガイドラインで診療内容が変わった」と回答した。

 調査ではまず、日常診療で「関節リウマチの治療ガイドライン」を参考にすることがあるかどうかを尋ねた。その結果、「年数回」が20.8%、「月に1度ぐらい」が14.9%、「週に1度ぐらい」が12.9%だった。「ほぼ毎日」は4%あったが、一方で「年数回以下」も9.9%だった(図1)。なお、「使ったことがない」が37.6%だった。



 以下、ガイドラインを使ったことがある人(n=63)を対象に解析した。

 ガイドラインの使用目的については、「治療法の確認」が76.2%ともっとも多く、「患者への説明」の50.8%と「診断方法の確認」の47.6%が続いた(図2)。「医師の教育」は9.5%で、「その他の医療スタッフの教育」の11.1%より少なかった。



 使用している人にガイドラインによって診療の内容が変わったかどうかも尋ねたが、「大きく変わった」が3.2%、「少し変わった」が50.8%と、合わせて54%で半数以上が何らかの影響を受けたことをうかがわせた(図3)。



 ガイドラインの満足度を尋ねた質問では、「ほぼ満足」が63.5%もあり、「満足」の4.8%と合わせると、68.3%が満足していた(図4)。



 ガイドラインの不満な点を選択肢から選んでもらったところ、「日本人でのエビデンスが乏しい」が36.5%あり、「分量が多くて読み通すのが大変」も33.3%で、この2項目が30%を超えていた(図5)。「最新版であるのかどうか分かりにくい」も28.6%で、「高価である」27.0%、「入手しにくい」22.2%と続いた。

 「日常診療での実施が難しい」が19.0%、「自分の患者に当てはまらないことが多い」も17.5%あり、もっとも多かった「日本人でのエビデンスが乏しい」と連動していた。



 (まとめ;三和護、医療局編集委員)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 小児喘息へのツロブテロール貼付剤は2週間まで 解説◎5年ぶり改訂の小児喘息ガイドライン、どこが変わった? FBシェア数:31
  2. 2040年に増える科、減る科 医師1000人に聞きました FBシェア数:9
  3. 臨床研究の「厳格化」にどう立ち向かうか ニュースウォッチャー井上雅博の「世相を斬る」 FBシェア数:21
  4. 大学病院の医師には専門業務型裁量労働制を シリーズ◎医師の「働き方改革」 FBシェア数:107
  5. 順調に進んでいた承継話が破談になったわけ その開業、本当に大丈夫ですか? FBシェア数:0
  6. 専攻医募集で総合診療が「惨敗」、その理由は? 記者の眼 FBシェア数:668
  7. 「ママのお腹の中に戻って女の子に生まれ直したい」… 緒方さやかの「米国NPの診察日記」 FBシェア数:6
  8. 仕事が遅い新人看護師、時間外労働の限度は? ナースのためのアモーレ労働相談 FBシェア数:14
  9. 「転んだ後に腰が痛い」を映像化して見えたもの 毎回5分、初めての診断戦略 FBシェア数:3
  10. 神になりたかった男 徳田虎雄 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:257
医師と医学研究者におすすめの英文校正