2005.05.20

マツモトキヨシが決算発表、売り上げ3000億円超、利益も過去最高に

 ドラッグストア最大手のマツモトキヨシは5月20日、2005年3月期の決算(連結)を発表した。売上高は3053億円と3000億円の大台に乗った。営業利益は148億円、経常利益は162億円で、いずれも過去最高となった。

 売上高は、前の期に比べ10.8%の増加。消費税の総額表示や天候不順などによる上半期の業績悪化要因を、販売費・一般管理費などの抑制で最小限にとどめ、下半期の化粧品関連の新商品や花粉症・風邪など季節性の強い薬の売り上げが貢献したという。売上高の伸びに支えられ、営業利益・経常利益も、それぞれ前の期より6.0%、4.9%伸びた。

 マツモトキヨシでは、2005年度中の既存店売上高の伸びを0.5〜1%と見込む。名古屋・大阪をはじめ西日本での新規出店に力を入れ、直営店だけで年間80〜100店舗の開設を目標とし、2006年3月期の予想売上高として3200億円を掲げている。

 なおマツモトキヨシは、同日、発行可能な株式の総数を現行の1億6000万株から2億1000万株に引き上げことも発表した。これは敵対的な企業買収に対する防衛策ではなく、将来の事業拡大などを視野に、機動的に増資などの対応を取るためだという。医薬品卸やメーカーの買収を念頭に、同社が目指す製・配・販の一貫した流通小売業を実現するための布石とみられる。
(井上俊明、医療局編集委員)

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