2005.05.09

三菱自動車、アレルゲン除去型エアコン搭載車を世界に先駆けて発売

 三菱自動車と三菱重工は、花粉やダニなどのアレルゲンを分解・抑制するカーエアコン用フィルターを開発した。5月中旬に三菱自動車が発売する普通自動車「コルト」や「eKワゴン」など軽自動車の特別仕様車に搭載する。カーエアコン用フィルターでアレルゲンを分解・抑制できる製品は世界初だという。

 特別仕様車に採用するフィルターは、三菱重工が2003年に住宅用エアコン用に開発した「アレルゲンクリアフィルター」を、三菱自動車と三菱重工が共同で改良したもの。アレルゲンクリアフィルターに付着した花粉やダニの死骸などのアレルゲンは尿素と酵素により分解・抑制され、アレルギーを起こさないようになる。

 従来のカーエアコン用フィルターでは、花粉やダニなどのアレルギーの原因となる成分を分解・抑制できなかった。アレルゲンクリアフィルターの改良品では、花粉の場合、使用条件によっては約85%を分解・抑制できるという。

 カーエアコンでは、エンジンや走行による振動によって、フィルターに付着したアレルゲンが脱落しやすいうえ、著しい高温や低温など過酷な環境にさらされる。チリやホコリなどによる目詰まりのリスクも高い。三菱自動車と三菱重工は、フィルター用濾材を3層構造にすることで、アレルゲンの脱落や目詰まりを抑えた。アレルゲンクリアフィルターの寿命は、使用条件にもよるがおよそ2年。ほぼ車検ごとに交換すればよい。

 今後は、通常の車種にもアレルゲンクリアフィルターを搭載していく予定という。特別仕様車の詳細は5月17日に発表される。(田村嘉麿)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 国が本腰「かぜに抗菌薬を使うな!」 リポート◎外来におけるかぜ患者への対応示す「手引き」登場 FBシェア数:1641
  2. 【詳報】成人肺炎診療ガイドライン2017発表 学会トピック◎第57回日本呼吸器学会学術講演会 FBシェア数:160
  3. PETやSPECTの結果から認知症診断は可能か? プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:106
  4. 海外での日本人の死亡原因、最多76%が◯◯ 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:33
  5. 「ACOS」は本当に必要な疾患概念なのか? 倉原優の「こちら呼吸器病棟」 FBシェア数:61
  6. 無症候性甲状腺機能低下にレボチロキシンは不要 NEJM誌から FBシェア数:1
  7. 急性気管支炎、6割もの医師が「抗菌薬処方」 医師3642人に聞く、かぜ症候群への対応(その1) FBシェア数:183
  8. こう見えて医局制度肯定派の筆者が語る「居場所」論 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:10
  9. 混ぜるな危険、ロラゼパムとロフラゼプ 原崎大作の「今日の薬局業務日誌」 FBシェア数:168
  10. 群大学長「今後も信頼の回復に努めていきたい」 学会トピック◎第117回日本外科学会定期学術集会 FBシェア数:48