2005.04.23

Q&A 刑事訴訟と民事訴訟の違いを教えてください

 第1回講義「刑法と民法はどう違うのか」で、刑事上の責任と民事上の責任の違いについて解説しました。今回は刑事訴訟と民事訴訟について、ポイントをまとめました(表参照)。

 刑事訴訟では、刑法に定められた業務上致死傷罪の有無が焦点となります。ここで「有罪」となった場合、「5年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金」が科されます。

 また刑事訴訟では、警察官や検察官に「強制的な捜査」を行う権限があり、集めた証拠によって犯罪の有無が立証されます。

 一方、民事訴訟では、民法に基づき、損害賠償義務があるのかないのかが問われます。損害には、財産的な損害と精神的な損害があります。また、損害が認められる場合は、賠償すべき具体的な金額が問われます。

 訴訟では、患者側と医療側がまったく対等な立場に立っていることが基本です。その上で、双方が当事者として互いに集めた証拠をぶつけ合い、損害賠償義務の有無を争うことになります。

(まとめ;三和護、医療局編集委員)

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