2005.03.15

【MedWaveクイズ:個人情報保護法】 「ほかの病院から、かつて受診していた患者さんの診察結果を照会された時」の回答

 「MedWaveクイズ:個人情報保護法」の回答です。第3回は「ほかの病院から、かつて受診していた患者さんの診察結果を照会された時」でした(質問はこちらから)。

****************************

ほかの病院から、過去に受診していた患者さんの診察結果を
照会された時、あなたはどうしますか

****************************

回答】
A M医師が患者さんの同意を得ていることが確認できていれば、「私」がM医師の照会に答えたことに問題はありません。

 「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」によれば、「私」がM医師の照会に答えることは、患者さんへの医療サービスの一環であるとしています。

 なお、今回取り上げた事例では、「私」は診察の概要を記した文書と紹介状を患者さんに渡し、紹介先の病院へ持参してもらっています。紹介先のM医師は、その紹介状と概要を見ることになるのですが、この場合、M医師に患者さんの情報を提供したことは、やはり患者さんへの医療提供が目的であるので、個人情報保護法で問題になることはありません。

 ただ、患者さんへの医療提供の一環として、ほかの医療機関からの照会に答えたり、あるいは医療機関にあてて紹介状を発行したりすることについては、「患者さんから得られた情報の利用目的」に含んでいることを明確にし、あらかじめ院内に掲示することが求められています。

(まとめ;三和護、医療局編集委員)

*回答は今週の金曜日に掲載する予定です。
**「MedWaveクイズ:個人情報保護法」で取り上げるべき事例がありましたら、 medwave@nikkeibp.co.jp あるいは miwa@nikkeibp.co.jp へご連絡ください。

■ 参考図書 ■
・医療機関のための個人情報保護対応マニュアル(詳しくはこちら
・50の医療事故・判例の教訓(詳しくはこちら

====
お知らせ
====
 MedWaveではこの4月、有料ネット講座「まさかの時の医事紛争予防学2005」を開講します。ご興味のある方は以下の画面をご覧ください。
http://medical.nikkeibp.co.jp/MED/masaka/

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 検査キットに振り回されるインフルエンザ診断 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:362
  2. DNAR指示は「治療不要」という意味ではない 日本集中治療医学会倫理委員会委員長の丸藤哲氏に聞く FBシェア数:1049
  3. 「名門」を出てもその先は自分次第 木川英の「救急クリニック24時」 FBシェア数:176
  4. 認知症ではないと診断した患者が事故を起こしたら医… プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:202
  5. 人をイライラさせる学会ホームページを撲滅せよ 裴 英洙の「今のままでいいんですか?」 FBシェア数:111
  6. 卒後10年、初の転勤で病院院長に着任しました 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:427
  7. インフルエンザ脳症が58例に、6人死亡 インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:363
  8. 致死的な重症呼吸不全を救う人工肺「ECMO」 トレンド◎インフルエンザによる肺炎の救命率向上も FBシェア数:486
  9. 降圧治療で本当に120mmHgを目指しますか? 医師1000人に聞きました FBシェア数:6
  10. 死ぬレベルの疑義照会 vs 帰りたい患者 原崎大作の「今日の薬局業務日誌」 FBシェア数:256