2005.03.03

【脳卒中領域の最新知見に関する調査】 最近目立ってきているのは「アテローム血栓性梗塞」

 MedWaveが2月に実施した「脳卒中領域の最新知見に関する調査」の結果を報告する。調査は、国際脳卒中会議の速報サイトを開設したのに伴い実施した。2月3日から2月28日までに、MedWave登録医師135人が調査に協力した(ご協力いただいた方々にはこの場を借りて感謝の意を表します。ありがとうございました)。

 調査ではまず、「日常診療で遭遇する機会がもっとも多い病型」を一つだけ挙げてもらった。その結果、もっとも多かったのは、「ラクナ梗塞」で47.4%が回答した。次に多かったのは「一過性脳虚血発作」で20.7%が挙げた。これに「アテローム血栓性梗塞」が17.0%で続いた(図1)。



 これを踏まえて、「最近目立ってきている病型」を一つだけ挙げてもらったところ、日本人に多いといわれる「ラクナ梗塞」が1位で、28.1%の人が回答した。2位は「アテローム血栓性梗塞」で、25.9%と肉薄していた。「アテローム血栓性梗塞」については、食生活の欧米化などで今後、日本でも増加するとみられているが、医療現場で既にその兆候がうかがえた(図2)。



 なお、3位は「心原性脳梗塞」(17.0%)、4位は「一過性脳虚血発作」(14.1%)だった。

 調査では「今後注目すべき病型」も挙げてもらったが、そこでも「アテローム血栓性梗塞」が1位で、49.6%の人が回答していた(複数回答、図3)。2位は「心原性脳梗塞」(38.5%)、3位は「ラクナ梗塞」(36.3%)だった。



 なお、「今後注目すべき病型」の質問では、なぜ注目すべきなのか、その理由も尋ねている。次回は、寄せられた回答者のコメントを紹介したい。(三和護、医療局編集委員)

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