2005.02.06

【国際脳卒中会議2005速報】 若年成人の急性脳梗塞、片頭痛が独立の危険因子に

 片頭痛と脳卒中の関連を示唆する研究は、米疾病対策センター(CDC)とUniversity of Marylandの共同研究(MedWaveで既報)のほか、2月3日のポスターセッションでイタリアの研究グループからも報告され、若年成人の急性脳梗塞に対し、約3倍と高い独立のリスク要因になることが示された。

 イタリアのPoliclinico San Marco in Osio Sotto(Bergamo)のMassimo Camerlingo氏らは、16〜44歳(平均35.4歳)の急性脳梗塞の若年発症者246人と、性、年齢を一致させた同数の対照群を設定し、ネステッド症例対照研究を実施した。両群に対し、5回以上の片頭痛発作の有無と、血圧、心臓疾患の有無、飲酒、喫煙、経口避妊薬の使用などを調べた。

 ロジスティック回帰分析の結果、脳梗塞と関連する独立したリスク要因となったのは、高血圧、心臓障害、片頭痛の3つだった。オッズ比は心臓障害が31.1(CI:4.17-232.03)と最も高く、次いで高血圧の9.43(CI:4.31-20.62)、片頭痛は2.98(CI:2.29-3.88)の順だった。(中沢真也)


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