2005.01.27

【サプリ&機能性食品2005速報】 トクホ市場、2兆円規模に拡大する可能性 混合診療解禁やエビデンス充実などが課題

 食品の効能効果を表示できる特定保健用食品(トクホ)市場が今度、医療制度の改革などで一段と伸びる可能性が出てきた。

 総合医科学研究所(大阪府豊中市)取締役で、大阪外国語大学保健管理センターの梶本修身助教授(写真)が、1月27日午後の「サプリ&機能性食品2005」テクニカルセッションで講演。総医研は「新規トクホ案件の約7割を受託している」企業で、梶本助教授はトクホ請負人として有名だ。

 梶本助教授はトクホの将来を展望して、「混合診療が解禁されれば、トクホ市場が一段と伸びる」とし、「医師が生活習慣病予防にトクホを利用するようになれば、トクホ市場は現在の2倍以上の2兆円規模に拡大する」と予測。その時、医師が使いたくなるトクホ商品の条件を示した。

 (1)医師にとって医薬品以上の利益幅があること、(2)患者を納得させうる医薬品並みの信頼できるエビデンス、(3)医師がうんちくを語れる医学的メカニズム(作用機序)、(4)権威ある学会や大学での学術的後押し――などが必要だという。

 さらに梶本助教授は、注目している今後のトクホ表示として「抗疲労」と「血管内皮機能改善」を挙げた。これらの指標(マーカー)づくりに力を注いでいることを話して、講演を締めくくった。(白澤淳子、日経ヘルス

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