2005.01.26

【サプリ&機能性食品2005速報】 花粉症シーズン目前! サプリメントはここまで効く 注目の4成分の最新データを発表

 昨年の猛暑を受けて、今年は例年をはるかにしのぐスギ花粉飛散量が予想される。そんな中、「サプリ&機能性食品 2005」26日午後のパネルディスカッションは、4種類の注目成分にスポットを当てて、最新の研究報告とディスカッションを行った。

 最初に、日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫医師が、花粉症の発症メカニズムや、現在行われている薬物療法について解説した。榎本氏は、戦後、国内でアレルギー性疾患が急増したことについて、「幼いころに過ごす環境があまりに衛生的だと、発育中の免疫システムのバランスが崩れ、アレルギー性疾患の発症リクスが高まる」と説明(衛生仮説)。結核菌の菌体成分を投与することでアレルギー反応が抑制されたデータを示した。

 森永乳業・食品総合研究所副主任研究員の清水金忠氏は、ビフィズス菌BB536株含有ヨーグルトの効果を報告。またニチニチ製薬・中央研究所部長の嶋田貴志氏は、乳酸菌抽出物LFKの効果を発表した。どちらも菌活動や菌体成分などによって、免疫バランスが改善したと考えられる。榎本氏が語った衛生仮説を裏付ける根拠としても注目できる。

 ヒガシマル醤油・研究所上席研究員の古林万木夫氏は、しょうゆに含まれる多糖体SPSの効果を報告。伝統的な発酵食品による花粉症改善効果の可能性を示した。

 オリザ油化・執行役員研究開発部長の下田博司氏は、フキとシソのポリフェノールの効果を報告。前3者と作用点が異なり、即効性が期待できることを強調した。

 最後に全発表者が登壇し、医療と健康食品の使い分け方などについて議論した。


展示会のホームページはこちらです。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. レセプト査定される糖尿病処方、教えます 岩岡秀明の「糖尿病診療のここが知りたい!」 FBシェア数:162
  2. 病像の変化で糖尿病腎症から糖尿病性腎臓病に 特集◎生活習慣病 7つの新常識《5》 FBシェア数:177
  3. 五輪でドーピング…主訴「薬を盛られた?」 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:24
  4. 刃物を持ってくる患者の「予兆」を見逃さないで 院内暴力・セクハラSOS FBシェア数:119
  5. 外科医の寿命を延ばすロボット手術が保険適用に 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:166
  6. いつから、何を使って、どれくらい勉強する? 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:72
  7. 一過性の意識消失で救急搬送された80歳代女性 カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:0
  8. 肝臓癌で余命半年と宣告された認知症患者 短期集中連載◎重度の認知症患者を診るということ(3) FBシェア数:36
  9. 血糖管理は点から線へ、FGMで変動を調べよ 特集◎生活習慣病 7つの新常識《6》 FBシェア数:36
  10. 主な癌の5年生存率を国際比較 Lancet誌から FBシェア数:28
医師と医学研究者におすすめの英文校正