2005.01.26

【サプリ&機能性食品2005速報】 「医師がサプリや機能性食品を薦めて疾病リスクを減らす時代になった」

 「医師も病気のリスクを減らすためにサプリメントや機能性食品を薦める時代になりつつある。製品には、いっそうのエビデンスが求められる」と、基調講演を切り出したのが京都府立医科大学の吉川敏一教授。生活習慣病の動向、疾病予防のための新指標を探る新技術、抗酸化成分の重要性などについて講演した。

 「今後、重要性が増してくる」と吉川教授が強調したのが、正常な体から疾病に近づく過程(未病期)に体内で起こる変化の指標(バイオマーカー)を見出すこと。

 「現状のトクホは、高めの血圧やコレステロールを下げるなど、効果指標が薬と同じ。疾病の予防的な面は評価されない。疾病にいたる前段階でのリスク増加がわかるバイオマーカーを見出すことが必要」と吉川教授はいう。

 疾病予防に対して、吉川教授がターゲットに置くのは抗酸化成分。すでに、マウスをモデルにした研究で、抗酸化成分のアスタキサンチンによる糖尿病性腎症の予防効果と、バイオマーカーの特定を進めているという。「今年度中にも、腎症のリスク指標になる新バイオマーカーについて情報公開する。いずれは、人工透析など多大な医療費負担の元になる腎症発生を減らすことが可能になる」と結んだ。

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