2004.12.03

調査の概要

調査票

構造編(病院別)

 「病理医」「麻酔医」「化学療法専従医師」「日本放射線腫瘍学会認定」「診療録管理士」「緩和ケアチーム」「ライナック(直線加速放射線治療装置)」など25項目。

過程編(病院別)

 「癌告知」「診療録閲覧」「患者相談窓口」「院内がん登録」「癌診療活動統計の定期的報告」「癌治療成績の公表」「治療の質や効率に関する組織的検討」「症例検討会」「医療ソーシャルワーカー」「セカンドオピニオンへの対応」「疼痛管理マニュアル」など25項目。

治療成績編(診療科別)

5年生存率】:〔対象〕1995年〜97年の3年間の初発患者(再発は含まない)。
〔計算法〕すでに確定した数字による直接法。総患者数、生存数、死亡数、不明数を聞き、「生存率(%)=生存数÷(生存数+死亡数)×100」として計算。
〔追跡率(%)〕(生存数+死亡数)÷総患者数×100。
〔生存率係数〕5年生存率の「病期調整済生存率」。当該診療科の各病期別患者数に全国の病期別平均生存率を掛けて、病期別期待生存数を計算。そして、実際の生存数を、全病期の病期別期待生存数を足し上げた合計期待生存数で割ったもの。生存率係数が1より高いと、全国平均以上の生存を得ていることを意味する。なお、不明数が多いほど係数は下がる。

死亡率】:〔対象期間〕2003年1月1日〜12月31日。
〔院内死亡数〕手術後(治療後)、退院せずに死亡した患者数(手術死亡数を除く)。
〔院内死亡率〕院内死亡数÷患者数×100。
〔手術死亡数〕手術後、入退院の区別なく、30日以内に死亡した患者。

平均在院日数】:対象期間は2003年1月1日〜12月31日。

得点化

 診療科別評価存率成績係数50点、症例数25点、院内死亡率10点、追跡率10点、在院日数5点の5項目に配点(合計100点満点)。症例数は上位20%を25点、上位21〜40%を20点、上位41〜60%を15点…として配点、その他の4項目は最上位が満点、最下位が0点として点数化した。5項目の合計点によってランキングした。

 病期別患者数が10例以下の場合は生存率は「−」とした。「*」は無記入を意味する。細分病期(1A期、2B期など)で回答した診療科は細分病期の数字と、その合算からの合計病期(1期合計など)のデータを表示した。「*」は複数診療科にまたがる症例を回答したことを示す(例:外科が内科症例も含めて)。(国)は国立病院機構。

病院別総合評価

 同一の癌に関して複数の診療科から回答があった場合、その患者数、生存数、死亡数を合算して生存率、追跡率などを計算して癌別評価を算出。6つの癌の得点合計を、最高得点病院を200点満点、最低得点病院を0点として治療成績得点とした。診療科別アンケートを回答した癌種が少ない病院は、点数が不利となる。「−」は回答がなかった癌。治療成績200点、過程100点、構造100点の総計400点満点でランキングした。四捨五入のため、各項の和が総計に合わないことがある。

掲載対象
 全国平均生存率など算定基礎数字はの(1)(2)(3)(4)全施設ベースとし、日経メディカルでは、癌診療の中核病院といえる(1)(2)(3)に限定してランキング、掲載した。日本経済新聞は、(1)(2)(3)(4)全対象ベースにて連載記事を掲載中(こちら)。

☆患者の方へ:本ランキングは病院の診療の質の傾向をある程度反映していると考えられますが、ランキングの多少の順位の違いが、必ずしも、診療の質の格差を明確に示しているとは限りません。また、個別の患者に対してどの診療科が優れているかを直接示すものではありません。さらに、5年生存率は1995年〜97年の過去の症例に関するものです。実際の施設選択は、主治医などとよくご相談され、必要に応じてセカンドオピニオンを取られるなどして、なさってください。日経BP社は、本調査、ランキングを利用した結果引き起こされることについて、一切、責任を負うことはできないことをあらかじめご了解のうえ、ご利用ください。

お詫びと訂正
 日経メディカル12月10日号 特別編集版の「特集 調査概要」で、「病院別総合評価」に関して、「同一の癌に関して複数の診療科から回答があった場合、その診療科別評価を平均して癌別評価を計算」とあるのは、「同一の癌に関して複数の診療科から回答があった場合、その患者数、生存数、死亡数を合算して生存率、追跡率などを計算して癌別評価を算出」の誤りでした。お詫びして訂正します。

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