2004.12.01

【投稿】大学病院内での名義貸しは存続し続けていた

 大学院大学などの教育機関が、大学附属病院の医師不足を補うための人材補充に使われている−−。こんな深刻な投稿をいただきました。現状把握のため調査を続けておりますが、皆様のところではこのような事実はあるのでしょうか。ご意見をおうかがいしたいと思います。MedWave編集部までお寄せください。メールアドレスは、medwave@nikkeibp.co.jp です。

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 大学病院での名義貸しが問題となったことはまだ記憶に新しいと思います。

 大学病院外への名義貸しは皆無となったと考えられますが、文部科学省の指導にも関わらず、大学病院内での名義貸しは存続し続けていたのを御存知でしょうか。それどころか、独立行政法人化したのに伴い学長や病院長の公認でさらに増やそうとしている事実を御存知でしょうか。

 ある大学病院も独立行政法人化したことに伴い、職員就労規制が緩和されたとのことです。これにともない病院長などの通達で、これまで非公式で行われていた大学院生の夜勤当直などの大学病院での就労を公式に許可するとされました。可能になったということを拡大し、全大学院生を強制的に病院職務に従事させようとしています。病院職員ではない大学院生に望まざるも強制的に当直業務などが当てられています。大学院生は多くが医局に所属し研究しているため、弱い立場にあり拒否することは全く不可能です。

 研究のために大学院に在籍しているにも関わらず、大学病院の安価な労働力としかみなさなくなりつつある現状です。

 大学院大学など高度かつ専門的な研究を勧めるはずの教育機関が、大学附属病院の医師不足を補うための人材補充に使われているというのもおかしなものです。

 大学院生を病院当直業務に就労させるわけにはいかないので、病院職員医師を名義上だけ当直医師として申請しているところもあるようです。

 病院側としては証拠として残りうる書類上は、大学院生を就労させていないとしているようです。事実、当直をした大学院生には直接その給与が支払われることはなく、名義医師に支払われたものを受け取ることとなっています。

 医療事故が問題となり、それを回避するため様々な努力がなされていますが、大きな事故が起きる可能性がある現状が放置され、さらに悪化しています。

 厚生労働省や文部科学省にもメールしましたが反応なく、これを容認しているとも考えられます。研究をしているはずの大学院生が医療事故や医療訴訟に巻き込まれかねません。そのとき病院は大学院生を守ってくれるはずもありません。

 当直業務に強制的にあてられていた事実すら、書類上は確認できないのですから。

 この実情をなんとか取り上げていただけませんでしょうか。

 匿名にてメールさせていただく非礼につきましては、深くお詫び申し上げます。

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