2004.11.24

感染性胃腸炎は冬季流行の立ち上がり比較的遅い:感染症週報第45週から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが11月19日に公表した2004年第45週(11月1日〜11月7日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、感染性胃腸炎は2002年や2003年に比べると冬季の増加傾向はまだ穏やかに推移している。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は43週以後、3週連続で増加した。

 感染性胃腸炎は例年、42〜46週頃から冬季の流行期に入り、患者数が急増する傾向があるが、今年は34週以降、増加傾向は続いているものの、第46週までは微増にとどまっている。都道府県別では愛媛県(6.8)、福井県(5.3)が多い。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は第35週から増加傾向が続いており、39週、42週に減少したものの、43週からは再び3週連続で増加している。都道府県別では山形県(2.1)、北海道(1.9)が多い。

 咽頭結膜熱は夏以降、第42週まで減少してきたが第43週からは微増傾向になっている。都道府県別では福井県(0.8)、徳島県(0.5)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(11月11日集計分)。
 1類感染症:報告なし。
 2類感染症:コレラ1例、細菌性赤痢5例、パラチフス2例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症35例(うち有症者23例)。兵庫県(7例)、大阪府(4例)、佐賀県(3例)が多い。
 4類感染症:つつが虫病1例、デング熱2例、レジオネラ症6例。
 5類感染症:アメーバ赤痢5例、ウイルス性肝炎3例(いずれもB型)、後天性免疫不全症候群9例(AIDS4例、無症候5例)、ジアルジア症1例、梅毒6例、破傷風1例、急性脳炎3例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. これだけは知っておきたい「改正道路交通法」 プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:40
  2. 「ネットは仕事に悪影響」と電カル未導入の病院 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:62
  3. 往診に行ったら仏壇をチェック!? Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:151
  4. 1日で299人、悪夢のような銃創ラッシュ 国境なき医師団が見た世界の医療現場 FBシェア数:70
  5. 意外と知らない看取りの手順 平方眞の「看取りの技術」 FBシェア数:66
  6. 安易な食物除去はNG、湿疹の管理も忘れずに インタビュー◎「食物アレルギー診療ガイドライン」改訂のポイント FBシェア数:537
  7. 超高層老人ホーム、救命はどうなる? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:275
  8. 「気流制限がない」気腫肺、見過ごされている潜在的… Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ FBシェア数:3
  9. 「25分」のカンファレンス準備時間が「0分」に リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(2) FBシェア数:268
  10. ミトコンドリア移植で遺伝病を予防できるか? NEJM誌から FBシェア数:44