2004.11.18

香ばしさ成分が多い麦茶は血液サラサラ効果が高い、カゴメが臨床試験で確認

 麦茶好きには朗報だ。カゴメは、香ばしさの成分であるアルキルピラジン類を多く含む麦茶を飲用することで血液流動性が向上することを臨床試験で確認したと発表した。カゴメ総合研究所の研究成果で、研究内容は10月27日に開催された日本清涼飲料研究会の研究発表会で報告している。

 臨床試験では、健康な成人6人に麦茶A(カゴメ製六条麦茶)250mLを飲用させ、飲用直前と飲用後15、30、60、90、120分後の血液流動性をMC-FANで測定した。同様の試験をミネラルウォーターで実施し、比較した。その結果、飲用前に比べ、ミネラルウォーターを飲んだ場合は血液流動性がやや悪化したのに対し、麦茶を飲んだ場合はやや改善し、飲用後30分後と60分後には、有意差が見られた。麦茶を飲んだ場合には飲用後90分間は流動性が改善する傾向が見られた。一方、アルキルピラジン濃度が麦茶A(2.4ppm)の6分の1に当たる0.4ppmの市販麦茶Bを飲用させたところ、血液流動性の改善は見られなかった。

 アラキルピラジンは二つの窒素を含む六員環化合物で、水素がアルキル基に置換された物質の総称。血小板内へのカルシウム流入を抑制することで血小板凝集抑制作用を示す。カゴメではアラキルピラジンの血小板凝集抑制作用をin vitroで確認している。

 これらの結果からカゴメでは、香ばしい麦茶を継続的に飲むことで、血液流動性を高めることが期待できるとしている。

 カゴメのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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