2004.11.17

COPDデーイベントでスパイロメトリーの体験検査を実施、8%強が1秒率70%未満

 東京都内の街頭イベントでスパイトメトリーによる肺機能測定に参加した一般市民643人のうち、8.2%に当たる53人は1秒率が70%未満で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など閉塞性換気障害が疑われる状態だった。高齢者の参加が多かったことなどさまざまなバイアスがあるとはいえ、肺機能低下という問題を抱えて日常生活を送っている人々が無視できない比率で存在することを示すデータと言える。

 これは、世界COPDデー日本委員会が製薬企業7社と共催で11月10、11日に東京都内の2カ所で実施したCOPDチェックイベントの検査結果を同委員会が11月16日に公表したもの。世界COPDデーは、COPDの啓発活動を実施している国際組織GOLD(Global Initiative for Chronic Ostructive Lung Disease)が毎年11月中旬の水曜日に実施している。

 検査イベントに参加した643人の内訳は、女性が55.1%、男性が44.9%で、年齢別では10歳代から80歳代まで幅広いが、50〜60歳代がほぼ半数に当たる48.8%で群を抜いて多い。1秒率が70%未満だった人の比率は男性では11.8%、女性では5.4%と男性でより多い。喫煙歴別では、非喫煙者で6.3%だったのに対し、現在喫煙者では7.5%、過去喫煙者では12.2%と、過去喫煙者で多い傾向にあった。年代別では、10〜40歳代では0〜3.5%だが、50歳代で6.0%、60歳代で11.5%、70歳代で19.7%と、50歳代以上で高年齢ほど比率が高くなる傾向にあった。

 さらに、1秒率が70%未満の被験者では、「よく咳をする」が54.7%(被験者全体では33.4%、以下同)、「よく痰が出る」が49.1%(34.2%)、「階段や坂道で息切れする」が60.4%(48.4%)などと、呼吸器症状の訴えが多い傾向があった。(中沢真也)

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