2004.11.16

原因不明の急性脳症患者の報告数、10月1日から11月11日までで58例に

 国立感染症研究所の感染症情報センターが発表した感染症発生動向調査(第44号)によると、原因不明の急性脳症患者の報告数は、10月1日から11月11日までで58例に上った。急性脳炎の報告数は、10月以降の増加が目立つが、ほとんどは、秋田県、山形県、新潟県などで発生している原因不明の急性脳症患者の報告だった。

 それによると、10月1日から11月11日までに報告された症例数は66例で、このうち、病原体診断がついている急性脳炎は8例(単純ヘルペスウイルス4例、 A型インフルエンザウイルス1例、EBウイルス1例、A群コクサッキーウイルス2型1例、肺炎球菌1例)で、病原体不明は58例(原因不明の急性脳症も含む)に上った。

 病原体不明の58例をみると、秋田県25例、新潟県12例、山形県10例が多く、福島県2例、岐阜県2例のほか、北海道、岩手県、宮城県、東京都、石川県、福井県、島根県がそれぞれ1例だった。

 性別では男性25例、女性33例と女性が多く、年齢の中央値は69歳。年齢群別では10代が1例、20代が3例、40代が1例、50代が7例、60代が17例、70代が16例、80代が11例、90代が2例だった。

 発症日は、9月27日〜10月3日が19例ともっとも多く、9月20日〜26日の16例、10月18日〜24日の6例と続いている。

 血液透析を受けているかなど、腎機能障害の有無については、「有」が21例、「無」が4例、「不明」が33例となっている。また、転帰は、13例の死亡が確認されている。(三和護)



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