2004.11.09

3万人が参加し、11月7日から4日間、ニューオーリンズで開催

 米国ルイジアナ州ニューオーリンズで11月7日、心血管系では世界最大級の学術研究集会の1つである「AHA Scientific Session 2004」が開幕した。参加者数はおよそ3万人にのぼる。日本人研究者の姿も大変多く、研究室単位での団体参加があちらこちらで目にとまる。教育セッションなどと一般演題は、「基礎」「臨床」「疫学(地域)」に分類され、差し渡し1km近い巨大な会場の1〜3階をフルに使って開催されている。

 今学会では1万3014題の演題が寄せられ、3850題が採用された。競争率は3倍を超える。一般演題のほか、13のプレナリセッション、11のスペシャルセッション、72のハウツーセッション、14のエキスパートセッション、210もの招待セッションと、最新の臨床試験結果が発表される4つのレイトブレイキングクリニカルトライアルセッションが開催されている。展示会では375社が出展している。

 重要視されているテーマの1つは、最近の米国の学会でのトレンドでもある「トランスレーショナル研究」、すなわち、基礎研究から臨床への迅速な展開だ。「実験台からベッドへ、ベッドから実験台へ」を合い言葉に、幹細胞治療や心リモデリングとその回復、バイオマーカーなど多岐にわたるセッションが設けられている。また、いっこうに収まらない米国人の肥満と心血管疾患について、基礎から公衆衛生に及ぶ無数の研究成果の発表が行われている。

 開催期間は10日までの4日間、併設の展示は9日までの3日間開催されている。AHA2004のアブストラクトなどはこちらの公式サイトで閲覧できる。(中沢真也)

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