2004.11.05

パナホームが医療機関の介護事業参入を支援

 慢性疾患の高齢者を患者に抱える医療機関や在宅医療の専門クリニックの中には、介護事業者との連携ではなく、自ら参入を検討する経営者も少なくない。だが、「運営ノウハウがない」「資金がない」などの理由で、二の足を踏みがちだ。

 そんな医療機関を対象に介護事業への参入をサポートするのが、パナホーム(株)(大阪府豊中市)が8月1日に発売した「ドクター・クアケア」。軽量鉄骨構造の複合型医療・介護施設に、様々な付帯サービスをパッケージした点が特徴だ。発売から2カ月間で成約は10棟。「出足はまずまず。最初の1年間で100棟の受注獲得を目標にしている」(同社広報部)という。

 ドクター・クアケアは、個々の医療機関の戦略、立地、地域ニーズに合わせ、例えば、診療所と介護施設を隣接して建てたり、既存の診療所の近隣に介護施設を建設する。パナホームは施設の設計・建設だけでなく、医療機関に代わって事業計画の立案、入居者募集、経営支援なども無料で行う。販売価格は、診療所棟が1坪当たり51万円台から、介護棟が同52万円台から。

 医療機関の経営者が心配な資金の工面についても万全だ。同社独自の融資商品「ナーシングホームローン」があるため、銀行から借り入れられなくても条件を満たせば建設資金を確保できる。融資上限は1億5000万円。貸付利率は変動し、10月末現在で3%強。銀行が土地やその他の資産の担保価値で総合的に融資を判断するのに対し、パナホームでは事業性を重視するため、利用者を確保できるプランであれば融資を受けられる可能性が高いという(詳細は「日経ヘルスケア21」11月号特集「新時代の医療・介護連携」を参照)。
(村松謙一、日経ヘルスケア21

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