2004.11.04

【Pharma Business】 SCRIP MAGAZINE:M&A活発化する中国の医薬品市場(上)

 現在、中国経済は世界最強を誇っている。SARS拡大への懸念があったにもかかわらず、中国の2002年の国内総生産は2001年から9%の増加を実現し、続く2003年の増加率は9.1%に上った。2004年の成長率は7%と見込まれており、中国への投資を魅力的なものにしている。海外資本にとっては、M&A(企業の合併・買収)を利用した市場への参入機会が急速に拡大している。

 世界の主要な市場と比較すると、中国の製薬市場は、相対的に言ってまだ小さい。世界市場で活躍する国際的な製薬会社のうち、上位10社の2003年の総売上高は市場の44%を占めたが、中国の製薬会社上位10社を合わせた中国国内における市場シェアは25.5%にすぎない。

 しかし、状況は変わりつつある。世界貿易機関(WTO)への加盟以来、中国政府は国内の製薬会社に対し、M&Aによるさらなる規模拡大を奨励してきた。2002年8月に大規模なコングロマリットであるチャイナ・ワールドベスト・グループが、中国最大の医薬品輸出企業のシャンハイ・ファーマシューティカル・グループの株式の40%を11億元(約142億円)で買収したのが、その代表例だ(さらに詳しくはPharma Businessでお読みいただけます)。

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