2004.11.01

肥満化は歴然:米国人は40年間で2.5cm高く、11kg重くなった!

 米国人の成人は1960年以降の40年間におよそ1インチ(約2.5cm)とわずかに背が高くなったが、体重は25ポンド(約11kg)も重くなっている。米国の著しい肥満化の動きを裏付ける統計データが米国立健康統計センター(NCHS)から10月27日に公表された。

 米NCHSが発表した「米国民の平均体重、身長とBMI:1960〜2002年」によると、20〜74歳の米国男性の平均身長は、1960年の5フィート8インチ(約173cm)から5フィート9インチ(約175cm)に、女性も5フィート3インチ(約160cm)から5フィート4インチ(約163cm)へと約1インチ(2.54cm)の微増だった。

 これに対して体重は、男性が1960年の161.3ポンド(約73kg)から191ポンド(約87kg)、女性でも140.2ポンド(約64kg)から164.3ポンド(約75kg)へ、約25ポンド(約11kg)も激増した。その結果、身長の2乗を体重で除したBMI(Body Mass Index)の平均値、1960年には25だったが2002年には28に増えた。

 男性では、20〜30歳代が約9kgの増加にとどまったのに比べ、40歳代が約12kg、50歳代が約13kg、60〜74歳が約15kgなどと高年齢で体重増加が著しい傾向にあったが、女性は逆で、20歳代が約13kg、40歳代が約12kg、60〜74歳が約8kgなどと低年齢ほど体重増加が著しい傾向にあった。人種別にみると、非ヒスパニック系黒人女性では20〜74歳の成人全体の平均BMIが31.1と30を超えており、肥満が著しく蔓延していることが分かる。

 日本では2001年度の国民栄養調査結果によると、30〜60歳代の男性と60歳以上の女性で平均BMIが25を超えている人の比率が3割前後と多く、特に男性で肥満者が増える傾向にある。米国並みの肥満大国にならないためには栄養と運動の両面からの対策が必要になる。

 本稿で取り上げた統計情報の原題は「Mean Body Weight, Height, and Body Mass Index, United States 1960-2002」。現在、全文をこちらでダウンロードできる(pdfファイル)。(中沢真也)

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