2004.11.01

A群溶レン菌咽頭炎、感染性胃腸炎は微増・微減続き横ばい、咽頭結膜熱はさらに減少:感染症週報第42週から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが10月29日に公表した2004年第42週(10月11日〜10月17日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、A型溶血性レンサ球菌咽頭炎や感染性胃腸炎、水痘などは、33〜34週頃から低い水準で微増・微減が続いている。

 咽頭結膜熱の定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)は40週には微増したが、41週、42週では減少した。42週には報告数の全国平均値は0.11で、今年に入って最も低い水準だが、過去10年間の同時期と比較すると、2003年と並んで最も高い。都道府県別では福井県が1.9と飛び抜けて多い。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は第35週から微増傾向が続いており、第39週にいったん減少したあと、40週、41週と増加したが42週には減少した。都道府県別では大分県(1.9)、山形県(1.3)が多い。

 感染性胃腸炎も第34週以降、ほぼ横ばいとなっている。都道府県別では福井県(5.6)、三重県(5.5)、鳥取県(5.1)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(10月21日集計分)。
 1類感染症:報告なし。
 2類感染症:コレラ1例、細菌性赤痢11例、腸チフス2例、パラチフス1例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症81例(うち有症者57例)。大阪府(13例)、福岡県(8例)、広島県(6例)が多い。
 4類感染症:オウム病2例、Q熱1例、コクシジオイデス症2例、つつが虫病1例、日本紅斑熱1例、マラリア1例、レジオネラ症6例、A型肝炎1例。レプトスピラ症3例。
 5類感染症:アメーバ赤痢8例、ウイルス性肝炎3例(いずれもB型)、クロイツフェルト・ヤコブ病1例、後天性免疫不全症候群7例(AIDS1例、無症候6例)、ジアルジア症2例、梅毒6例、急性脳炎3例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

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