2004.10.13

低価格化進む電子カルテ、1床当たり50万円の製品も 

 かつて電子カルテの導入コストは、「1床当たり最低でも100万円から。通常は200万〜300万円は必要だ」といわれてきた。だが現在、中小病院を対象とした電子カルテは、1床当たり50万〜100万円前後にまで低価格化が進んでいる(詳細は「日経ヘルスケア21」10月号28ページの特集記事参照)。

 低価格化の秘密は「パッケージ化」だ。従来の電子カルテのようにカスタマイズは極力実施せず、一般的な病院に必要な機能をあらかじめ用意したタイプの製品を、ベンダーが数多く投入し始めたのである。

 実際に、大病院向け電子カルテでは4割近いシェアを持つ富士通(株)は、2003年6月に中小病院向けの電子カルテ製品「HOPE/EGMAIN-FX」を投入。大手ベンダーとしては、1床当たり100万円前後からと、導入コストを大幅に引き下げた。従来の電子カルテでは1年以上かかる導入期間も、半年程度に抑えた。

 これが引き金となり、中小病院向け電子カルテを提供する他ベンダーもパッケージ化・低価格化戦略を進め、現在の導入コストは1床当たり70万円前後までになっている。さらに、低価格化の引き金を引いた富士通は、「もう一段階価格を引き下げて、中小病院へのさらなる普及を目指したい」とより一層の低価格化への意欲を示す。今後も電子カルテの低価格化が進むことは、まず間違いがなさそうだ。(川崎慎介、日経ヘルスケア21

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師のあこがれ? 「ブラックカード」の魅力 Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:1
  2. 女子マネ死亡…AEDを巡る論争に言いたいこと 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:737
  3. 全身脱力の26歳男性の診断は? 徳田闘魂道場にようこそ〜国家試験と臨床との架け橋〜 FBシェア数:13
  4. 山梨市長逮捕で「医学部裏口入学」を考える 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:37
  5. ガイドラインを引用する訴訟が急増しています 特集◎医療訴訟の落とし穴《インタビュー》 FBシェア数:57
  6. 70歳代男性。残尿感 日経メディクイズ●腹部エコー FBシェア数:2
  7. インスリンの2回打ちって、もう古い? シリーズ◎岩岡秀明の糖尿病よろず相談所【藤沼康樹編】 FBシェア数:106
  8. 「説明を尽くしたのに敗訴」のなぜ 特集◎医療訴訟の落とし穴《動向編》 FBシェア数:513
  9. 医局に入ったら生涯収入が減るものと覚悟せよ Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:161
  10. 特集「『説明したのに敗訴』のなぜ」が生まれたわけ 編集会議 on the Web FBシェア数:130