2004.10.12

咽頭結膜熱の減少続く、A型溶レン菌咽頭炎も減少−−感染症週報第39週から

 国立感染症研究所感染症情報センターが10月8日に公表した2004年第39週(9月20日〜9月26日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、咽頭結膜熱、A型溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎などの定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)の全国平均値が軒並み減少した。ただし、第39週には祝日が2日あり、その影響で報告数が減少している可能性もある。

 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第30週以降、10週連続して減少し、第39週には定点当たり報告数の全国平均値は0.15と、ピーク時の8分の1に減少した。都道府県別では福井県(1.4)と宮崎県(0.7)が多い。

 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎は第33、34週で底を打った後、35〜38週まで4週連続して増加したが39週には減少した。都道府県別では大分県(1.4)、富山県(1.3)、鳥取県(1.3)が多い。

 手足口病は2003年には年間の最高値が過去10年間で第3位となる比較的大きな流行となったが、2004年は報告数が大幅に減少、第39週までの年内最高値は過去10年で1996年、1999年に次いで少ない。第35週以降、微増していたが第39週には微減した。都道府県別では、宮崎県(9.2)、高知県(3.4)、鹿児島県(3.4)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(10月1日集計分)。
 1類感染症:なし。
 2類感染症:コレラ3例、細菌性赤痢18例、パラチフス4例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症67例(うち有症者42例)。宮城県(8例)、鳥取県(8例)、福島県(7例)が多い。
 4類感染症:日本紅斑熱2例、マラリア1例、レジオネラ症2例、A型肝炎2例。
 5類感染症:アメーバ赤痢3例、ウイルス性肝炎1例(B型)、クリプトスポリジウム症1例、後天性免疫不全症候群15例(AIDS2例、無症候12例、その他1例)、ジアルジア症2例、梅毒1例、破傷風3例。

 詳しくは、感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

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