2004.10.12

【Pharma Business】 日本製薬企業の問題点(1) 意思決定を遅らせる固定的な組織、システム、ルール

 日本の製薬企業における研究開発プロジェクトは、真の意味での「プロジェクト」として機能しているとは言い難い。研究開発に失敗した事例を検証していくと、ラインを基本とする研究開発組織の下で、ライン業務とプロジェクトの優先順位が明確でなかったというケースが非常に多いことに驚かされる。また、担当者がライン業務で手一杯のところに、人員の補強もなく、さらに組織横断的なプロジェクトを担当しなければならなかったりして、人事評価上の混乱を招いているといった類の話も枚挙に暇がない。

 一方、日本企業に固有の役職制の下では、プロジェクトリーダーに十分な権限が与えられておらず、名刺にも果たすべき機能が印刷されていない。このため、役職が低いプロジェクトリーダーが、ラインの部長との間で、プロジェクトの優先順位を巡る調整に奔走せざるを得ないといった問題も数多く生じている(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。

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