2004.09.15

癌の痛みのモルヒネ治療、「中毒・依存症になる」イメージ持つ人が5割

 癌の痛みのモルヒネ治療に対して「強力な痛み止め」と考える人が3人に2人を占める一方で、「最後の手段」「中毒・依存症になる」という考える人も多く、「やむをえず使う危険な薬」というイメージがまだ強いことが分かった。製薬企業のヤンセンファーマが今年6月、全国の40歳以上の男女400人を対象に、癌の痛みに関する意識調査をインターネット上で実施、このほど調査結果を報告した。

 それによると、癌で痛みがある場合に望む治療を問う複数回答の設問に対しては、66%と大多数が「痛みを取れる薬があれば何でも使ってもらいたい」を選択した。しかし、「限界までがまんすると思う」という回答も21%を占め、鎮痛治療はがまんの限界を超えてからと考える人が少なくないことが分かった。

 一方、モルヒネのイメージについての設問(複数回答)に対しては、「強力な痛み止め」(66%)や「痛みから解放される」(47%)を選んだが、「麻薬」(56%)、「中毒・依存症になる」(48%)とする回答も多く、優れた鎮痛効果があるものの、中毒などのリスクを秤にかけて選択する必要があると考えていることが判明した。

 ヤンセンファーマでは、こうした調査結果から、疼痛治療製剤としてのモルヒネについては、誤解が多く、情報が不足していると指摘している。

 本調査結果に関するプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 超高層老人ホーム、救命はどうなる? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:171
  2. 50歳女性。左下腿に生じた皮膚潰瘍 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  3. 繰り返す難治性めまいでは「首」を疑え リポート◎現代のライフスタイルで発症しやすい頸性めまい FBシェア数:516
  4. 「25分」のカンファレンス準備時間が「0分」に リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(2) FBシェア数:143
  5. COPD患者が骨粗鬆症を発症しやすい理由 トレンド◎COPDがII期になるとき骨密度が同時に低下 FBシェア数:140
  6. 「こんな自分でも4月から救急医になれますか」 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:0
  7. アルブミンはギラン・バレー症候群の予測因子 JAMA Neurology誌から FBシェア数:130
  8. 「検査で異常がないので、帰していいですよね」 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:159
  9. 透明化迫られる病医院の関連法人、取引実態が閲覧可… 記者リポート FBシェア数:45
  10. 「型」から入れ! 疼痛への病歴聴取が基本の型 石山貴章の「イチロー型医師になろう!」 FBシェア数:124