2004.09.13

腸管出血性大腸菌感染症は連続5週200例超す、A群溶レン菌咽頭炎は上昇傾向に:感染症週報第35週から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが9月10日に公表した2004年第35週(8月23日〜8月29日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、腸管出血性大腸菌感染症の報告は第35週には216例で第31週から5週連続して200例を超えた。都道府県では宮城県(18例)、岡山県(12例)、福岡県(12例)が多かった。感染者のうち有症者は137例だった。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数の全国平均値は、第22週以降、第23週から11週連続して減少し、第33週、第34週と横ばいになった後、第35週には増加した。都道府県別では大分県(1.6)、富山県(1.2)が多い。

 咽頭結膜熱の定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)の全国平均値は本週も減少し、前週の0.49から0.43になった。しかし、依然として過去10年の同時期の最高値を上回る状況が続いている。都道府県別では福井県(2.6)、熊本県(1.7)、宮崎県(1.5)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(9月2日集計分)。
 1類感染症:なし。
 2類感染症:コレラ7例、細菌性赤痢15例、腸チフス3例、パラチフス1例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症216例(うち有症者137例)。
 4類感染症:デング熱2例、日本紅斑熱5例、マラリア2例、レジオネラ症1例、A型肝炎2例。
 5類感染症:アメーバ赤痢11例、ウイルス性肝炎3例(いずれもB型)、クリプトスポリジウム症2例、クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性)、後天性免疫不全症候群7例(AIDS3例、無症候4例)、ジアルジア症2例、梅毒6例、バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

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