2004.09.10

【Pharma Business】 直言・痛言:薬価改定の年に納入価が下落しているのはなぜか

 「数年前なら、卸が特定商品の納入価を下げるとそのメーカーの担当者が怒鳴り込んできたものですが、最近はそういうことがなくなりましたね」と、ある医薬品卸の現場責任者が話してくれた。こうした事情を反映してか、卸と医療機関による今年の医薬品納入価交渉は、以前とは異なる様相を呈している。薬価改定があった年にもかかわらず、既に納入価が大幅に下落する傾向を見せているのだ。

 医薬品の納入価は、薬価改定の年には、少なくとも大きくは値崩れしないのが近年のパターンだった。薬価調査の時点で薬価と納入価の差が乖離していると、その薬は次回の薬価改定で大幅な引き下げを強いられることになる。このため、メーカーの担当者は納入価の維持に神経を尖らせてきたわけだが、冒頭に紹介したコメントのように、メーカーによる卸の締めつけは緩んできている(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。

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