2004.09.07

カスピ海ヨーグルトはお腹の調子やお肌を整える、フジッコが科学的に検証

 食品メーカーのフジッコは、カスピ海ヨーグルト純正種菌「クレモリス菌FC株」を用いた2つの共同研究により、整腸作用や感染症に対する免疫の増強、ストレスによる肌の障害などに有効であることを検証した。研究成果は9月2日、3日に岩手県で開始された日本食品科学工学会で発表した。

 京都大学名誉教授の家森幸男氏らとの共同研究では、70人の健康な高齢者を2群に分け、クレモリス菌と対照菌で作成した発酵乳に豆乳20%を加えた試験飲料と対照飲料を1カ月間ずつ、1カ月のウオッシュアウト(休息)期間をはさんで毎日投与した。

 その結果、試験飲料群、対象飲料群ともに非摂取期に比べて排便量が有意に増加し、試験飲料群のみ、排便日数も有意に増加した。両群ともNK細胞活性が有意に上昇し、試験飲料群ではIgEが有意に低下した。

 さらに静岡県立大学薬学部の石田均司氏との共同研究では、クレモリス菌FC株とAcetobactor orientaris(FA)株による混合発酵物と、FC株と他の3種の乳酸菌による4種類の牛乳発酵物の計5種類を凍結乾燥粉末とし、ストレスを負荷したマウスに投与した。

 その結果、FC株+FA株発酵物とFA株発酵物はストレス負荷による皮膚血流の低下を普通飼料投与群に比べて有意に改善した。また、FC株+FA株発酵物はストレス負荷による皮膚のバリアー回復(皮膚障害後の回復力)遅延を有意に改善したという。

 フジッコのプレスリリースは、こちらで参照できる。(中沢真也)


■お知らせ■
メールマガジンの登録を受付中です。

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. これだけは知っておきたい「改正道路交通法」 プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:177
  2. 安易な食物除去はNG、湿疹の管理も忘れずに インタビュー◎「食物アレルギー診療ガイドライン」改訂のポイント FBシェア数:539
  3. 国際医療福祉大学医学部の志願者倍率は27.7倍 昨年開学した東北医科薬科大学を大幅に上回る人気 FBシェア数:319
  4. 1日で299人、悪夢のような銃創ラッシュ 国境なき医師団が見た世界の医療現場 FBシェア数:112
  5. 「ネットは仕事に悪影響」と電カル未導入の病院 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:65
  6. 往診に行ったら仏壇をチェック!? Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:152
  7. 意外と知らない看取りの手順 平方眞の「看取りの技術」 FBシェア数:67
  8. 第7次医療計画の作成指針案が了承 シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 FBシェア数:2
  9. インフルエンザ、推計患者が100万人に迫る インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:228
  10. ニボルマブは進行胃癌の3次治療として有効【ASC… 日経メディカルOncologyニュース FBシェア数:31