2004.09.05

咽頭結膜熱は5週連続減少、腸管出血性大腸菌感染症は連続200例超す−−感染症週報第34週から

 国立感染症研究所の感染症情報センターが9月3日に公表した2004年第34週(8月16日〜8月22日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、咽頭結膜熱の定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)の全国平均値は第29週をピークに5週連続で減少し、0.49になった。しかし、依然として過去10年の同時期の最高値を上回る状況が続いている。都道府県別では福井県(1.5)、高知県(1.5)、宮崎県(1.4)が多い。

 第34週も腸管出血性大腸菌感染症の報告数が202例と多かった。都道府県では愛知県(16例)、東京都(14例)、大阪府(13例)、広島県(13例)が多かった。感染者のうち有症者は154例だった。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数の全国平均値は、第22週から11週連続して減少し、第33週には0.43になった。第34週も同値だった。例年、34週付近から年末にかけて増加に転じる傾向がある。都道府県別では鳥取県(1.3)、宮崎県(1.1)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(8月26日集計分)。

 1類感染症:なし。
 2類感染症:コレラ1例、細菌性赤痢15例、腸チフス1例、パラチフス4例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症202例(うち有症者154例)。
 4類感染症:デング熱1例、マラリア2例、ライム病1例、レジオネラ症2例。
 5類感染症:アメーバ赤痢7例、ウイルス性肝炎1例(C型)、クロイツフェルト・ヤコブ病3例(いずれも孤発性)、激症型溶血性レンサ球菌感染症2例、後天性免疫不全症候群16例(AIDS11例、無症候5例)、梅毒4例、破傷風1例、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例。

 詳しくは感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

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