2004.09.03

【Pharma Business】 バイオファーマ時説:医薬品開発をスピードアップする微量薬物の検出技術向上

 日本製薬工業協会の調べによると、国内企業17社が1998年〜2002年の5年間に合成した化合物は42万542個で、このうち承認取得に至ったのは76個。海外からの導入品38個を除くと、化合物1万1067個のうち、製品化にたどり着くのはたった一つということになるのだそうだ。

 医薬品になる化合物は、文字通り万に一つ。その一つがどれかを早い時点で見極めることができれば、将来ドロップアウトする化合物に無駄な資源を注ぎ込むこともなくなり、開発のスピードは間違いなく上がるだろう。それがどれかを簡単に見極められないところに、創薬研究者の苦悩がある。

 とりわけ“被害”が大きいのは、臨床開発入りした後に候補化合物がドロップアウトしてしまうことだ。そこで、製薬企業では臨床試験の開始前にできるだけ候補化合物を絞り込もうと腐心するが、それでも臨床入りしてからドロップアウトする例はなくならない(詳しくはPharma Businessをご覧ください)。

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