2004.08.31

「医療事故対策は企業の生産管理の現場に学べ」 工学院大学教授・畑村洋太郎氏語る

 様々な対策が講じられるものの一向に減る気配をみせない医療事故。その根本原因はいったいどこにあるのだろうか−−。「日経ヘルスケア21」9月号のインタビューでは、機械設計の専門家で「失敗学」の提唱者でもある畑村洋太郎氏(写真)に、「失敗学」の基本と、それを医療事故対策に反映させるためのヒントについて語ってもらった。

 畑村氏は点滴用キシロカインの誤投与などの事故が医療現場で繰り返されることについて、「失敗の持つ特性やそれが起こった脈絡をしっかりと理解して、組織管理の中にそれを反映させた事故対策を立てている医療機関がまだまだ少ないことが一因だ」と語り、「同じシナリオ、脈絡で起こる別の種類の事故の対策も同時進行で考える、水平展開の思考が必要」と指摘。さらに「日本の自動車や電化製品の製造現場の生産管理システムの考え方や“文化”を学び、医療事故対策を根底から見直すことが必要」とアドバイスしている(インタビューの詳細は「日経ヘルスケア21」9月号参照)。
(千田敏之、日経ヘルスケア21

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 誤嚥性肺炎って何科の疾患? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:128
  2. 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
  3. 62歳女性。下肢に多発する、浸潤を触れる紫斑 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  4. 意外と難しい運動誘発性喘息の診断 あなたの知らないスポーツ内科の世界 FBシェア数:35
  5. 卵アレルギーは「微量のゆで卵」で防ぐ リポート◎学会が提言、アトピー乳児は早期から卵摂取を FBシェア数:136
  6. 若年男性に生じた発熱と多関節痛、何を疑う? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  7. 外国人診療で増えつつある「母国の親戚」問題 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:27
  8. 鳥インフルエンザ(H7N9)のヒト化が進む 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《4》 FBシェア数:6
  9. カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」 FBシェア数:1
  10. インフル迅速検査、全例には必要ありません! 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《2》 FBシェア数:466