2004.08.30

咽頭結膜熱はようやく2003年のピーク値以下に−感染症週報第33週から

 国立感染症研究所感染症情報センターが8月27日に公表した2004年第33週(8月9日〜8月15日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、咽頭結膜熱は第29週をピークに4週連続して減少、特に32週、33週は定点あたり報告数(1医療機関当たりの患者数)の全国平均値が31週の1.01から33週には0.57まで約40%急減し、第24週以来、9週間ぶりに2003年の年間最高値を下回った。それでも、2003年第16週以降、過去10年の同時期を上回る状態が続いている。都道府県別では福井県(2.6)、高知県(1.7)、宮崎県(1.6)が多い。

 腸管出血性大腸菌感染症は第33週も201例の報告があり、第29、第31、第32週に次いで多かった。都道府県別では三重県(28例)、神奈川県(16例)、宮城県(14例)、群馬県(14例)などが多かった。

 第33週前後は、A型溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病など、多くの感染症の報告が例年、最も少ない時期にあたる。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(8月19日集計分)。

 1類感染症:なし。
 2類感染症:コレラ1例(インド1例)、細菌性赤痢29例(うちモンゴルが13例)、腸チフス2例、パラチフス2例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症201例(うち有症者122例)。
 4類感染症:デング熱3例、日本紅斑熱2例、マラリア2例、レジオネラ症1例、A型肝炎1例。
 5類感染症:アメーバ赤痢6例、ウイルス性肝炎2例(B型1例、C型1例)、クロイツフェルト・ヤコブ病2例、激症型溶血性レンサ球菌感染症1例、後天性免疫不全症候群11例(AIDS3例、無症候8例)、ジアルジア症3例、髄膜炎菌性髄膜炎1例、梅毒4例、急性脳炎1例。

 詳しくは、感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

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