2004.08.25

サンフランシスコ市、ED治療薬乱用がHIVなど性感染症増加招くとFDAに対策を要請

 サンフランシスコ市公衆衛生局は8月23日、米国食品医薬品局(FDA)に対し、勃起機能障害(ED)治療薬の乱用による性感染症の増加に対処する措置をとるように要請したことを明らかにした。

 同市公衆衛生局性感染症予防課は、2001年以来、FDAに対して、ED治療薬乱用による性感染症増加の現状をたびたび報告してきたが、今回は「市民請願」と呼ばれる方式で要請を行った。FDAは今後、180日間のパブリックコメント受付期間を経て採否を判断する。

 サンフランシスコ市感染症予防課は、製薬企業は、医師と患者のコミュニケーションを促す一般的な教育の普及については前向きな姿勢を示しているが、ED治療薬の“娯楽的”利用や、アンフェタミンなど他の薬剤との併用、HIV感染の高リスク群である男性同性愛者における乱用などの問題に焦点を絞るべきだと強調する。また、ED治療薬を処方する医師についても、「患者の性行動について見て見ぬふりをする傾向がある」と指摘し、こうした無責任な対応は改めるべきだとしている。

 乱用に対する措置の一例として、ED治療薬のラベルに「本剤の服用は、性感染症やHIV感染のリスクを増やす可能性がある」と明記することを提案している。

 サンフランシスコ市のプレスリリースはこちらhttp://www.sfgov.org/site/frame.asp?u=で閲覧できる。(中沢真也)

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