2004.08.09

夏休み入り1週目、プール熱、手足口病、ヘルパンギーナがようやく減少−−感染症週報第30週から

 国立感染症研究所感染症情報センターが8月6日に公表した2004年第30週(7月19日〜7月25日)の感染症週報(感染症発生動向調査)によると、過去10年の年間最高値を上回って記録を更新し続けていた咽頭結膜熱(プール熱)の報告数がようやく減少した。全国の小児科定点からの定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)の全国平均値は前週の1.21から1.08になった。都道府県別では北海道(2.2)、福井県(2.0)が多い。

 手足口病は第20週から第29週にかけて増加し続けたが第30週には減少し、定点当たり報告数の全国平均値は1.24になった。都道府県別では、兵庫県(3.8)、福岡県(3.3)、大分県(3.3)が多い。

 ヘルパンギーナは第26週で微減したものの第20週から第29週まで増加し続けたが、第30週には減少した。最近10週間で定点当たり報告数は20倍以上に増加した。都道府県別では山口県(7.1)、山口県(6.0)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(7月29日集計分)。
 1類感染症:なし。
 2類感染症:コレラ6例(うちフィリピン4例)、細菌性赤痢7例、腸チフス1例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症99例(うち有症者71例)。大阪府(11例)、宮城県(10例)、東京都(7例)、福岡県(7例)が多い。
 4類感染症:マラリア2例、レジオネラ症1例、A型肝炎3例。
 5類感染症:アメーバ赤痢5例、ウイルス性肝炎1例(B型)、後天性免疫不全症候群10例(AIDS1例、無症候8例、その他1例)、梅毒2例、破傷風1例、バンコマイシン耐性球菌感染症(1例)。

 詳しくは、感染症発生動向調査週報まで(pdfファイル)。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 画像診断報告書の確認漏れが起こる理由 リポート◎指摘の見落とし、連携不足、多忙など改善点は多く FBシェア数:144
  2. ヒドすぎる医療シーンに仰天「これが魔術か…」 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:4
  3. 今年の大学医学部入試の問題から(その1) 松原好之の「子どもを医学部に入れよう!」 FBシェア数:1
  4. 梅毒かも、結果が出るまではエッチ厳禁で 井戸田一朗の「性的マイノリティの診療日誌」 FBシェア数:96
  5. 貯金?最悪!元本保証の呪縛から解き放たれよ Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:0
  6. 「落ちこぼれ研修医が後輩に対してメンツを保つには… 研修医のための人生ライフ向上塾! FBシェア数:4
  7. 新専門医制度、8月の専攻医募集開始に向け運用細則… 大都市の5都府県は定員に上限 FBシェア数:54
  8. 息子が中学受験、それでも地方に転職した医師の決断 医師ヘッドハンティングの舞台裏 FBシェア数:7
  9. 近所で有名な「怖い看護師さん」の処遇に悩む 榊原陽子のクリニック覆面調査ルポ FBシェア数:2
  10. 医師国試の合格率は88.7%、大学別合格率は? 8533人の新医師が誕生、合格率は90%を切る FBシェア数:1837